2018年10月14日日曜日

【11/24 卓紹介】Aの魔法陣『自作サプリメント n国記』【初心者歓迎】

GM名:のみすけ
システム名:Aの魔法陣
シナリオ名:自作サプリメント n国記
PL人数:2~40(最適3人)
シナリオ紹介:
はじめまして。のみすけと申します。
主催者に確認を取りまして、自作のサプリメントで参加させていただこうと思います。以降にほぼほぼ全文を掲載いたします。

 最初はこちらで用意したサンプルシナリオ(というかテンプレート)で遊んでから、がっつり本番のゲームを迎える予定でいます。

「Aの魔法陣サプリメント n国記」

〇はじめに
全文ならびに一部の文章の転用は、以下を除きこれを禁止します。
・個人、もしくは私的な仲間内で本サプリメントを楽しむ場合
・著者が転用を依頼した場合(コンベンションのSD参加申請を想定)

〇導入
n国記は、戦記もの、英雄譚、その他それに類するものを舞台にAの魔方陣で遊ぶためのサプリメントです。
nは2以上の自然数を指し、舞台となる世界の組織数を表します。

  n=2:米ソ冷戦
  n=3:三國志
またnとする組織は国に限定しませんし、同じ性質を持つ組織である必要もありません。
  n=5:スパイ大作戦(CIA、FBI、NATO、KGB、内調)
  n=6:ホテル協奏曲(ボーイ、厨房、資材調達、清掃、コンシェルジュ、客)
詳細は、「nの決定」を参照ください。
本サプリメントを適用したゲームは、これらnに規定した組織のひとつが崩壊したところからはじめ、発生するnの変動を元に目的であるMを規定します。

  n=n:亡国の復興
  n=n-1:現状の治安維持
  n=1:天下統一
詳細は、「Mの仮設定」および「Mと難易度の決定」を参照ください。

〇ルール概要
ゲームを始めるにあたり、SDとプレイヤーは、まず以下を行います。これを「準備フェーズ」とします。
・共用分類である成功要素(以降、共用成功要素)の設定
・nの決定
・Mの仮設定
・半共用分類である成功要素(以降、組織成功要素)の設定
・キャラクターの作成
・Mと難易度の決定。
実施の順番は問いませんが、Mと難易度の決定は最後に行うことを原則とします。
準備フェーズが終了したら、適用するAの魔方陣のルールに従い、Mの達成のためのフェーズを進めてください。

・状況の確定
・作戦フェーズ
・前提変換フェーズ
・RPフェーズ
・終演フェーズ
また、フェーズ進行にあたり、以下の選択ルールを提示します。
選択ルールの適用は、参加するプレイヤーとの合意の上、SDが決定してください。
・成功要素の支援
対象:前提変換フェーズ、RPフェーズ
・一時成功要素の適用
対象:RPフェーズ
内容の詳細はそれぞれの章を参照ください。

ルール補足:
〇共用成功要素の設定
今回の冒険の舞台を設定するフェーズです。キャラクター作成の際、誰でも取得できる成功要素となります。
その世界において、所属する組織の誰もが利用できる要素を設定します。

鉄道は、現代社会では共用成功要素となりますが、馬が主流で、特定の組織でしか使っていない世界では共用成功要素にはなりません(後述する、組織成功要素になります)。
プレイヤー同士で共用成功要素を提案しあうことで、今回プレイする世界の世界観を固め、共有することも、このフェーズの目的のひとつです。
またこれは、事前にSDが準備しておいてもよいです。その場合は、プレイヤーから追加する成功要素を提案してもらうのもよいでしょう。
共通成功要素は、プレイヤー人数×4程度にとどめることを推奨します。

〇nの決定
今回プレイする世界の規模を決めるフェーズです。世界に所属する組織の数を示します。
nは、Mと難易度の決定までは変更しても構いません。
nは2からプレイヤー人数×3までの自然数とすることを推奨しますが、物語を楽しむためのフレーバーとして扱っても構いません。

  n=八百万:道祖神大戦 プレイヤー3名
プレイヤーが所属する3柱だけ詳細な設定と名前を決め、残り7999997は、膨大な数の神が存在するというフレーバー(特に名前も設定もない)。
nはプレイヤーで話し合って決めることを推奨しますが、ダイスを振って決めてもよいですし、SDが準備しておいてもよいです。

〇Mの仮設定
今回プレイするゲームのシナリオの方向性を決めるフェーズです。
大きく二つのことを設定します。
崩壊する組織とその内容。
どの組織を崩壊の対象とするかを決め、崩壊の内容を設定します。
崩壊する組織は、プレイヤーが所属する組織である必要はありません。ただし、組織成功要素があり、組織の名前が決まっている必要があります。決まっていない場合は追加で決定ください。
崩壊の内容は、以下のようなものを想定しています。

・組織の長の喪失(王の死亡、長官辞任)
・組織の崩壊(経済破綻、疫病)
・組織の変貌(クーデター)
・他組織(nの中)の侵略(ファミマのサーK云々)
・第三者(nの外)による破壊(神降臨、自然災害)
・世界のルール(任期切れ、上司の昇進)
崩壊の内容は共用成功要素の内容に矛盾のない事象を選んでください。また、その組織が本来持っている機能を損なう事象であれば、設定する内容に制約はありません。
また、歴史物を再現する場合、史実と同じくする必要はありません。いわゆるIF戦記ものの再現も可能です。
後のフェーズで話を膨らませるので、崩壊の内容は、例に挙げたような単純な事象にとどめることを推奨します。
崩壊する組織、および崩壊の内容はプレイヤーで話し合って決めることを推奨しますが、SDが準備しておいてもよいです。
タイトルの決定
今回プレイするゲームのタイトル決定します。ここで決めたタイトルに、ゲーム上の直接的な拘束力はありません。

三國志、十二国記、銀河英雄伝説、グインサーガ

〇組織成功要素の設定
今回の冒険の舞台に存在する組織を設定するフェーズです。
対象の組織に所属するキャラクターのみ取得できる成功要素となります。

現代社会では、盗聴器は諜報機関にとって組織成功要素になりますが、概要の例に挙げたような、諜報機関を舞台とする場合は組織成功要素になりません。
(共用成功要素になります)。
共用成功要素と同じく、プレイヤー同士で組織成功要素を提案しあうことで、今回プレイする世界の世界観を固め、共有します。
またこれは、事前にSDが準備しておいても良いです。その場合は、プレイヤーから追加する成功要素を提案してもらうのも良いでしょう。
組織成功要素は、所属する予定のキャラクター人数×4程度にとどめることを推奨します。
組織成功要素が決まったら、もしくは決める前に、組織の名前を決めてください。
組織成功要素と組織の名前は、プレイヤーが所属するもの以外にも、いくつか設定しておくことを推奨します。

〇キャラクターの作成
キャラクターの作成は、適用するシステムのルールに従います。
4版を適用する場合は、以下を原則とします。
成功要素
11、12:共用成功要素
13、14:組織成功要素
15、16:個別成功要素
組織成功要素は、自身が所属する組織のものから選択してください。
個別成功要素は、文字通りキャラクターの個性になります。他の成功要素と同じく、プレイヤー同士で話し合いながら要素を挙げ、決定することを推奨します。また、他のキャラクターと重複しないものを適用することを推奨します。
キャラクター的に矛盾がなければ、共用成功要素、および所属しない組織の組織成功要素から選んでかまいません。
個別成功要素に関して、他の成功要素と同じく、SDが事前に準備しておいてもかまいません。その場合は、プレイヤーから追加する成功要素を提案してもらうのも良いでしょう。

〇Mと難易度の決定
Mの仮設定の段階でn=n-1となっています。本サプリメントでは、このnをどうするかを表現することで、Mの方向性を決定します。
大きく分類して「nの維持」と「nの変化」の2つになります。
例 nの維持
n=n:亡国の復興
n=n-1+1:新長官就任
例 nの変化
n=n-1:首謀者の断罪
n=n-1:現状での秩序の維持
n=1:天下統一
n=0:世界の終焉
まずはこのnの内容を決定し、それに合ったMを決定することを推奨します。
ランダム性を求める場合、上記の6パターンをダイスを振って決めるのも良いでしょう。
具体的なM、およびその難易度の決定は、適用するシステムのルールに従ってください。

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